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​大塚 由美

アレクサンダーテクニークとは

©2016 The Society of Teachers of the Alexander Technique, London

アレクサンダーテクニークは、オーストラリア出身のフレデリック・マサイアス・アレクサンダー(1869-1955)によって生み出されました。

アレクサンダーは俳優としての将来を期待されていましたが、ある時期からリサイタルの途中で声が枯れて出なくなってしまうという問題に悩まされました。

医者に相談しても根本的な治療法が見つけられず、声の問題はリサイタル中にのみ起こるため、原因は舞台上でしていることにあるのではないかと考え、

彼は自分自身で問題を解決しようとしました。

アレクサンダーテクニークは、彼が問題を克服しようとする過程で、約10年もに渡る観察と実験により生まれた方法です。

 

アレクサンダーは、朗読をするときに無意識に行っていた動きに気付き、それをやめていこうとしました。

その過程で、問題は声に関係する口や喉だけでなく、身体全体に関わることで、全体としての使い方を見直す必要があることに気付きます。

また、体本来の自然な機能を妨げている習慣的な体の使い方を変えていくことは、自分の思考のパターンにも気づき、変えていくことでもあると気付きます。

アレクサンダーは長年の観察と実験の繰り返しの結果、再び声を取り戻し、声や呼吸に悩む人々を始め、様々な人に教えるようになりました。

 

現在、欧米の多くの芸術系大学ではアレクサンダーテクニークの授業を受けることができます。

また、俳優や音楽家だけでなく、慢性的な痛みやストレスなどの問題に悩む人々の問題解決にも役立っています。

©2016 The Society of Teachers of the Alexander Technique, London